年金者組合京都府本部主催による、年間講座「社会保障とは何か」(講師:立命館大学特任教授 唐鎌直義氏)
がいよいよ開講しました。
初回講座は、9月20日(水)開催で約50名の受講者で教文センター202号室が満席となりました。
初回という事もあり、まず唐鎌先生の自己紹介がいろんなエピソードを交えながら、ユーモアたっぷりに披露されました。続いて第一講として、世界の社会保障のルーツとも
言えるイギリスにおける社会保障の歴史と発展が紹介され
(1)16世紀後半から17世紀にかけた、エリザベス救貧法の制定・施行。
(2)17世紀の「貧民観」の硬化。
(3)18世紀に入りアダム・スミスの自由放任原則、更にギルバート法の成立。
など、福祉と労働のつながりの古代からの強固さが解明され、およそ教科書などからは教わらなかった
事柄が紹介され、受講者の関心を誘いました。次回からの講義が非常に楽しみです。(拙一受講者感)